日本の直瀑ランキング2026|落差50m以上!一段滝の直瀑を高さ順に全件紹介【独自調査】

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調査基準日:2026年10月/BGランキング独自調査

日本には落差200m、300mを超える巨大な滝があります。

しかし、その多くは何段にも分かれて流れ落ちる「段瀑」。そこで今回は、途中に大きな段を挟まず、滝口から一気に落下する「直瀑」だけに注目!

そこでBGランキングでは、全国の落差50m以上とされる滝55件を候補として、写真・動画による形状判定と、公表資料に基づく落差の整理を実施。一段の直瀑として採用した33件を全件掲載し、TOP10とともに調査上の注意点なども紹介。

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2026年10月調査の集計ルール

今回の調査のルールはこちら。

  • 対象は国内の落差50m以上とされる滝。日本の滝百選以外、北方領土の滝も調査対象。
  • 水流の主部がほぼ垂直に落下し、明確な中間滝壺・水平区間を持たないものを一段の直瀑として判定。岩への局所的な接触は個別に判断。
  • 形状判定と落差の数値確認は別工程。公的機関・自治体の公表値を優先し、測量値がない場合も信頼できる既存資料の数値を参考採用。
  • 同じ採用値は同順位。「約」「以上」「範囲」を含む数値はそのまま表示し、厳密な実測順位と誤解されないよう注記。
  • 一つの名所に複数の滝がある場合は個別に判定。調査対象55件が日本全国の全候補を網羅するという意味ではありません。

順位の読み方: これは2026年10月時点で確認できた公表値を基にしたBGランキング独自の参考順位です。全国の滝を同一測量法で実測した公式順位ではありません。資料差や測量範囲の違いを含め、調査過程も本文に残します。今後は原則年1回、数値や新資料を見直す予定です。

BGランキング独自調査|日本の一段直瀑TOP10

写真判定を通過した滝を公表落差で比較したBGランキング独自の調査順位。震動の滝・雌滝(93m)は写真で段瀑・斜瀑と確認できたため除外。「約」「以上」を含む公表値の比較であり、同一条件で実測した厳密な順位ではありません。

順位 滝名 所在地 公表落差
1 ラッキベツの滝 択捉島 140m以上
2 那智の滝 和歌山県 133m
3 三条の滝 福島県 約100m
3 茶釜の滝 秋田県 約100m
5 華厳の滝 栃木県 97m
6 百四丈滝 石川県 約90m
7 米子大瀑布・不動滝 長野県 89m※
8 西椎屋の滝 大分県 86m
9 東椎屋の滝 大分県 85m
9 安倍の大滝 静岡県 85m

※米子大瀑布の公称落差は上部の複数段を含む測量値。単一落下高と同一視できないため注記を付けて掲載。出典:須坂市文化財課の測量経緯(https://blog.suzaka.jp/bunkazai/2019/10/04/p36912)

落差50m以上の一段直瀑・高さ順一覧【全33件】

調査順位 滝名 所在地 落差(台帳記載) 日本の滝百選 確認事項
1 ラッキベツの滝 北方領土・択捉島 140m以上 百選外 北海道公式140m以上/一段の滝と明記
2 那智の滝 和歌山県 約133m 百選 和歌山県・環境省が133mと明記
3 三条の滝 福島県 約100m 百選 写真判定で採用/落差は台帳採用値
3 茶釜の滝 秋田県 約100m 百選 写真判定で採用/落差は台帳採用値
5 華厳の滝 栃木県 約97m 百選 写真判定で採用/落差は台帳採用値
6 百四丈滝 石川県 約90m 百選外 環境省・石川県公式が約90mと明記
7 米子大瀑布・不動滝 長野県 約89m 百選 写真判定で採用/落差は台帳採用値
8 西椎屋の滝 大分県 86m 百選 玖珠町公式が86mと明記
9 東椎屋の滝 大分県 85m 百選 写真判定で採用/落差は台帳採用値
9 安倍の大滝 静岡県 85m 百選 写真判定で採用/落差は台帳採用値
11 震動の滝(雄滝) 大分県 83m 百選 九重観光協会が83mと明記
12 米子大瀑布・権現滝 長野県 約82m 百選 写真判定で採用/落差は台帳採用値
13 観音滝 山形県 80m 百選外 写真判定で採用/落差は台帳採用値
13 惣滝 新潟県 約80m 百選 落差資料差
15 祇園滝 宮崎県 78m 百選外 写真判定で採用/落差は台帳採用値
16 行縢の滝 宮崎県 77m 百選 写真判定で採用/落差は台帳採用値
17 賀老の滝 北海道 約70m 百選 写真判定で採用/落差は台帳採用値
17 栴檀轟の滝 熊本県 約70m 百選 写真判定で採用/落差は台帳採用値
19 白水滝 岐阜県 67.4m 百選外 写真判定で採用/落差は台帳採用値
20 福貴野の滝 大分県 65m 百選外 落差の資料差(台帳65m/写真判定時60m)
21 平湯大滝 岐阜県 約64m 百選 写真判定で採用/落差は台帳採用値
22 玉簾の滝 山形県 63m 百選外 写真判定で採用/落差は台帳採用値
22 根尾の滝 岐阜県 約63m 百選 写真判定で採用/落差は台帳採用値
24 数鹿流ヶ滝 熊本県 約60m 百選 写真判定で採用/落差は台帳採用値
24 阿弥陀ヶ滝 岐阜県 約60m 百選 写真判定で採用/落差は台帳採用値
26 轟九十九滝・本滝 徳島県 約58m 百選 写真判定で採用/落差は台帳採用値
27 秋保大滝 宮城県 約55m 百選 写真判定で採用/落差は台帳採用値
27 苗名滝 新潟県 約55m 百選 写真判定で採用/落差は台帳採用値
29 宝竜滝・一ノ滝 和歌山県 51m 百選外 写真判定で採用/落差は台帳採用値
30 三本滝・本沢の滝(中央) 長野県 約50~60m 百選 中央のみ形状採用/落差50~60mに資料差
30 明神滝 奈良県 50m 百選外 写真判定で採用/落差は台帳採用値
30 壇鏡の滝・雄滝 島根県 約50m 百選 写真判定で採用/落差は台帳採用値
30 雄滝(西郷村) 福島県 約50m 百選外 写真判定で採用/落差は台帳採用値

※順位は採用した公表値による参考順位。資料差がある場合は備考で明示し、毎年の再調査で更新します。

採用した直瀑33件の紹介

ラッキベツの滝(北方領土・択捉島・140m以上)

北海道の資料が「140m以上」の一段の滝として紹介する、択捉島の大瀑布。具体的な実測落差を確定できないため、140m以上という公表表記をそのまま採用。北方領土の滝も対象に含めた今回の調査で、最上位に位置づけた一瀑。

那智の滝(和歌山県・約133m)

那智山の信仰と深く結びつく、和歌山県を代表する名瀑。落差133mという公表値に加え、滝口から滝壺まで大きな中間段差を挟まず落下する姿を評価。今回の独自調査では国内2位。

和歌山県・那智の滝

和歌山県 那智勝浦町 那智の滝

三条の滝(福島県・約100m)

尾瀬の只見川にかかる、豊富な水量と深い峡谷が印象的な大瀑布。滝口から一気に落ち込む主流を一段の直瀑と判断し、公表される約100mを採用。茶釜の滝と同順位の3位。

茶釜の滝(秋田県・約100m)

秋田県の山深い渓谷にかかる落差約100mの滝。中ほどで水流の一部が突き出た岩に当たる一方、明瞭な中間滝壺や水平区間は見られないため、一段の直瀑として採用。今回の判定基準を説明するうえで重要な境界事例。

華厳の滝(栃木県・約97m)

中禅寺湖から流れ出る水が、高さ約97mの岩壁を落下する日光の名瀑。大きな中間段差のない落下形状と公表落差を基に採用。今回の調査では5位。

百四丈滝(石川県・約90m)

白山山系の高所にかかる落差約90mの滝。環境省の資料にも直瀑として登場する一方、季節や観察地点によって見え方が変わる高山の滝。今回の一覧では公表される概数を採用。

米子大瀑布・不動滝(長野県・約89m)

米子大瀑布を構成する二つの滝のうち、不動滝の公称落差は89m。写真で確認できる主要な落下部分を直瀑として採用。ただし須坂市のレーザー測量には上部の複数段が含まれ、89mを単一の自由落下高と断定できない点に注意。

西椎屋の滝(大分県・86m)

大分県玖珠町にかかる落差86mの名瀑。周辺の険しい谷へ向かって大きく落ち込む主流を一段の直瀑と判断。採用した落差は玖珠町の公表値。

東椎屋の滝(大分県・85m)

大分県宇佐市の名瀑で、公表落差は85m。高い岩壁から落下する主要な水流を確認し、一段の直瀑として採用。西椎屋の滝と名前が似ているものの、別の滝としてそれぞれ計上。

安倍の大滝(静岡県・85m)

静岡市の安倍川上流にかかる名瀑。市が案内する高さ85m・幅16mの公表値を採用。東椎屋の滝と落差が同じため、今回のランキングでは同率9位。

震動の滝(雄滝)(大分県・83m)

大分県九重町の「震動の滝」は、雄滝と雌滝を区別して判定。落差83mの雄滝は主要な落下部分を一段の直瀑として採用。一方、雌滝は中途に段差・岩肌を流れる部分が確認できるため対象外とした。

米子大瀑布・権現滝(長野県・約82m)

米子大瀑布のもう一方を構成する権現滝。須坂市の公称落差82mを採用し、主要な落下形状から直瀑と判断した。ただし不動滝と同じく、測量値には上部の複数段が含まれるため、82mを純粋な単一落下高とみなした順位ではない。

観音滝(山形県・80m)

山形県の観音滝は、台帳で採用した落差80mを基に13位へ配置。写真判定では主要な水流が一段で落ちる形状を採用した。落差の測量条件まで確認できたわけではないため、今回の独自調査における参考順位。

惣滝(新潟県・約80m)

新潟県妙高周辺に位置する惣滝。滝の落差は資料によって異なるため、今回は台帳で採用した約80mを使用。落差の資料差を隠さずに記録し、観音滝と同順位の参考扱いとした。

祇園滝(宮崎県・78m)

宮崎県の祇園滝は、採用資料に記載された落差78mを基に15位へ配置。写真判定で主要な落下部分を一段の直瀑と判断した滝の一つ。落差の測量方法を統一できていないため、数値は公表資料に基づく参考値。

行縢の滝(宮崎県・77m)

宮崎県延岡市の行縢山にかかる行縢の滝。山の岩壁から大きく落下する水流を一段の直瀑と判断し、落差77mを採用。山そのものの景観とあわせて知られる滝だが、今回は滝単体の落下形状で評価。

賀老の滝(北海道・約70m)

北海道の賀老の滝は、約70mという採用値を基に栴檀轟の滝と同順位。写真では大きな落下区間を持つ滝として確認し、一段の直瀑に分類。概数による比較である点は他の「約」表記の滝と共通。

栴檀轟の滝(熊本県・約70m)

熊本県の栴檀轟の滝は、約70mの公表値を採用。滝口から谷底へ落ち込む主要な水流を対象に、写真による形状判定で一段の直瀑とした。賀老の滝と同率17位。

白水滝(岐阜県・67.4m)

岐阜県の白水滝は、今回の一覧で67.4mという小数第1位までの数値を採用した滝。ほかの滝には概数も多いため、この細かな表記だけをもって測量精度が比較可能とは判断せず、公表資料に基づく参考順位とした。

福貴野の滝(大分県・65m)

大分県宇佐市の福貴野の滝。資料には60mと65mの記載差があり、今回のランキングでは台帳の65mを採用。どちらも50m以上という採用条件は満たすが、順位は採用値によって変わり得るため、資料差を明記した。

平湯大滝(岐阜県・約64m)

岐阜県の平湯大滝は、今回の台帳で約64mを採用。主要な落下部分を写真で確認し、一段の直瀑として分類した。公表落差に「約」を付けたまま、同一条件での実測順位ではないことを示している。

玉簾の滝(山形県・63m)

山形県の玉簾の滝は、採用落差63mを基に22位へ配置。写真で確認した主要な落下部分を一段の直瀑として扱った。岐阜県の根尾の滝も約63mのため、今回の集計では同順位。

根尾の滝(岐阜県・約63m)

岐阜県の根尾の滝は、約63mを採用して玉簾の滝と同順位。山間の岩壁から落ち込む主要な水流を写真で判定し、一段の直瀑として採用。落差は概数のため、細かな高低差までは比較していない。

数鹿流ヶ滝(熊本県・約60m)

熊本県の数鹿流ヶ滝は、約60mを採用。写真判定で主要な落下部分を一段の直瀑と判断した。阿弥陀ヶ滝と同じ採用落差となり、今回の一覧では同率24位。

阿弥陀ヶ滝(岐阜県・約60m)

岐阜県の阿弥陀ヶ滝は、滝口から滝壺まで大きな中間段差を挟まずに落ちる姿を確認。岩壁との間に空間を持つ落下形状を評価し、約60mの一段直瀑として採用。数鹿流ヶ滝と同順位。

轟九十九滝・本滝(徳島県・約58m)

徳島県の轟九十九滝は複数の滝を含む名称のため、今回は落差約58mとされる「本滝」を単独で判定。滝群全体の落差ではなく、対象とする一本の滝の形状・公表値で採用した。

秋保大滝(宮城県・約55m)

宮城県の秋保大滝は、約55mの採用落差を基に27位。大きな落下部分を写真で確認し、一段の直瀑として採用。新潟県の苗名滝と同じ公表落差のため、今回の参考順位では同率とした。

苗名滝(新潟県・約55m)

新潟県の苗名滝は、約55mという採用値で秋保大滝と同順位。主要な落下部分を一段の直瀑と判断した。落差が概数であるため、同率の二つの滝に実測上の優劣がないと断定するものではない。

宝竜滝・一ノ滝(和歌山県・51m)

和歌山県の宝竜滝は一ノ滝と二ノ滝を区別して調査。今回は落差51mとされる一ノ滝だけを採用し、二つを合算した総落差では順位付けしていない。

三本滝・本沢の滝(中央)(長野県・約50~60m)

長野県の三本滝は三つの滝をまとめた名称。今回は中央の「本沢の滝」だけを一段の直瀑として採用。右側のクロイ沢は斜面を流れ、左側の無名沢は形状・落差が未確定。中央も約50~60mと資料差があるため、50m帯へ参考配置した。

明神滝(奈良県・50m)

奈良県の明神滝は、今回の台帳で50mを採用。写真で確認できた主要な落下区間を一段の直瀑と判断し、採用基準の下限となる50mのグループに掲載。

壇鏡の滝・雄滝(島根県・約50m)

島根県隠岐の島町の壇鏡の滝は、雄滝と雌滝を区別。張り出した岩壁から落ちる雄滝を対象に、約50mの一段直瀑として採用した。裏側から眺められる「裏見の滝」としての特徴もある。

雄滝(西郷村)(福島県・約50m)

福島県西郷村の雄滝。ほかの同名の滝と混同しないよう所在地を併記した。写真では滝口から滝壺まで明確な中間段差のない落下形状を確認し、約50mの一段直瀑として採用。

数字と形状の判定で注意した滝

米子大瀑布(不動滝・権現滝):須坂市の公称値は不動滝89m、権現滝82m。市のレーザー測量は上部の複数段も含むため、厳密な一段自由落下高を示す数字ではありません。今回は公式の公称値で参考順位に掲載し、測量範囲を注記しました。

茶釜の滝:中ほどの突出岩に水流の一部が当たりますが、明確な中間滝壺や水平区間は認められず、全体として一段の直瀑と判断。境界事例として理由を明示します。

惣滝・福貴野の滝・三本滝(本沢):資料によって落差に差があります。福貴野の滝は60m説と65m説、三本滝の本沢は50~60m程度の資料差があり、順位は参考値。三本滝の中央のみ採用し、右は除外、左は未確定としました。

震動の滝・雌滝:公表落差93mですが、写真で岩肌に沿う区間と明確な段差を確認したため不採用。高さが大きくても、一段直瀑とは限らない例です。

写真では直瀑と判断したが落差が保留の滝

滝名 都道府県 報告される落差 今回の扱い
灌頂ヶ滝 徳島県 約70~80m/約20m説 数値の差が大きいため順位保留
霧ヶ滝 兵庫県 約65m 独立した数値根拠が未確認のため順位保留
回顧の滝 栃木県 約50m 独立した数値根拠が未確認のため順位保留

これらは形状が不採用という意味ではありません。落差の扱いが定まらないため、今回の33件とは別枠にしています。

惜しくも採用条件から外れた滝

高さや迫力では決して劣らないものの、段差が確認できる滝や、岩肌を流れ落ちる形状の滝は、今回の「一段の直瀑」から除外しました。これは滝そのものの価値を評価するものではありません。

滝名 所在地 台帳の落差 除外理由・台帳メモ
北精進ケ滝 山梨県 約121m 写真で複数段・斜面区間を確認したため今回の基準外。
内河内川滝 宮崎県 約120m 一段直瀑の形状・数値に確認不足があり、今回の採用対象から除外
小木森滝 三重県 約120m 全景写真を調査時確認。今回の一段直瀑基準外
かくれ滝 奈良県 約105m 公式では直瀑表記もあるが、写真判定では今回の基準外
見帰りの滝 佐賀県 約100m 上部は岩肌を斜めに流下し途中で方向が変化。下部は直瀑状だが全体は斜瀑と直瀑の複合形状のため除外。
御来光の滝 愛媛県 約100m(百選データ) 写真形状×。日本の滝百選には選定(百選外ではない)
天滝 兵庫県 約98m 写真確認。今回の「一段で豪快に落ちる直瀑」基準外
大川の滝 鹿児島県 88m 滝全体が傾斜した岩盤に沿って流下し、左右の水流とも岩肌への接触が連続。自由落下主体の直瀑ではないため除外。
くろくまの滝 青森県 約85m 上部からの水流が岩壁に沿って扇状に広がり、大部分で岩肌に接触。自由落下主体の一段直瀑ではないため除外。
滑川大滝 山形県 約80m 落差は約80m/100m等の資料差あり / 傾斜した岩盤に沿って広範囲を流下し、自由落下主体の直瀑ではないため除外。落差約80m/100mの既存資料差は維持。
白滝(二口) 宮城県 約70m 前滝との区別や単一落下区間の確認が不足したため今回の採用対象外
野々滝 和歌山県 約60m 一段直瀑の形状を採用確定できなかったため対象外
龍双ヶ滝 福井県 約60m 水流が複数に分かれ傾斜岩盤に沿って流下。全体で岩肌への接触が続き、一段直瀑ではないため除外。
鈴ヶ滝 新潟県 約55m 水流が複数に分かれ、傾斜岩盤を滑り落ちる。全体に岩肌との接触が続くため除外。
早戸大滝 神奈川県 約50m 上段約40m・下段約10mの二段滝。上段は直瀑に近いが明確な段差があるため一段直瀑の条件に該当せず不採用。
蜻蛉の滝 奈良県 約50m 川上村公式で二段。今回の基準外
七ツ滝 山形県 約90m 上段50m+下段40mの多段
青垂滝 所在地未確定 約90m 上部直瀑+下部多段

世界の巨大な直瀑TOP5【参考資料】

日本との高さの違いを知るため、世界の滝も紹介します。ここではWorld Waterfall Databaseの最大自由落下高(Tallest Free-falling Drop)という区分の上位5件を引用。単なる「一段の高さ」ではなく、実際に水が自由落下する区間を比較したもので、日本編の独自写真判定と完全に同じ基準ではありません。

参考順位 滝名 国・地域 最大自由落下高
1 エンジェルフォール(Kerepakupai Meru) ベネズエラ 807m
2 クケナン滝(Salto Kukenaam) ベネズエラ 674m
3 ベンティスケロ・コルガンテの滝 チリ 549m
4 ゴクタの滝 ペルー 540m
5 リボン滝(Ribbon Fall) アメリカ 491m

出典:World Waterfall Database「Tallest Free-falling Drop」
https://www.worldwaterfalldatabase.com/tallest-waterfalls/free-falling

エンジェルフォールは総落差979m、最大の連続自由落下高807m。 総落差も有名な記録ですが、日本の一段直瀑と高さを比較する際は807mを使用。ギネス世界記録でも両方の数値が確認できます。日本のラッキベツの滝の公表下限140mと比較すると、807mは約5.8倍。ただしラッキベツは「140m以上」なので、正確な倍率を示すものではありません。

ギネス世界記録:https://www.guinnessworldrecords.com/world-records/highest-waterfall

※「最大単一段落差」の世界ランキングには、斜面を滑る滝も含まれます。ここでは混同を避けるため、上記データベースの「自由落下」区分を使用しました。世界編は日本の採否判定を行ったものではなく、参考資料です。

世界三大瀑布の高さは?【参考資料】

世界三大瀑布は、落差の高い滝TOP3という意味ではありません。巨大な水量、幅、景観で知られる次の3つを指す一般的な呼び名です。

滝名 国・地域 高さの目安 幅の目安
ナイアガラの滝(カナダ滝) カナダ・アメリカ国境 約57m 約670m
ヴィクトリアの滝 ザンビア・ジンバブエ国境 最大108m 約1,708m
イグアスの滝 アルゼンチン・ブラジル国境 約80m 約2,700m

ナイアガラのカナダ滝は高さ約57m。落差だけなら日本の今回の一覧にある滝と近い高さですが、壮大な景観を生むのは大きな幅と水量。ヴィクトリアの滝も場所によって落差が異なり、最大約108m。イグアスの滝は多数の滝からなる滝群で、総幅は約2,700mに及びます。高さだけではわからない滝の魅力がよくわかる数字です。

出典:ユネスコ世界遺産センター(ヴィクトリア)
https://whc.unesco.org/en/list/509

出典:ユネスコ世界遺産センター(イグアス)
https://whc.unesco.org/en/list/303/

出典:JAXA(ナイアガラ)
https://www.eorc.jaxa.jp/earthview/2007/tp070328.html

調査のまとめと更新方針

2026年10月の調査では、滝の公表落差だけでなく、写真で確認できる落下形状を一つずつ検討しました。滝は水量や撮影方向によって見え方が変わり、公表落差にも測定方法・測定範囲の差があります。そのため本ランキングは「唯一の正解」ではなく、現時点で確認できた資料に基づく独自調査結果です。

特に、茶釜の滝のような岩への接触がある境界事例、米子大瀑布のように上部の複数段を含む公称値、惣滝・福貴野の滝・三本滝のような落差資料差は、結論とあわせて記録しました。新たな測量や写真資料が公表された場合は、採否・順位・出典を更新していきます。

調査:2026年10月/BGランキング

あわせて読みたい|滝のデータランキング

今回の直瀑ランキングとは別の切り口で、日本の滝を調べた関連記事です。

主な参考資料(一次資料中心)

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